『総合型選抜とは?』

〇総合型選抜ってどんな入試?
総合型選抜は、かつて「AO入試」と呼ばれていた大学入試方式です。
一般入試のようにテストの点数だけで合否が決まるのではなく、学ぶ意欲・人物像・将来の目標などを多角的に評価されるのが特徴です。
そのため「なぜこの大学で学びたいのか」「将来どんな自分になりたいのか」をしっかり考え、表現することが大切になります。
〇いつから準備が必要?
出願は 9月以降 が基本です。
ただし、多くの大学では 夏ごろから「エントリー」 が始まります。
エントリーシート提出やオープンキャンパスへの参加が条件になることもあり、早めの行動が合格の第一歩です。
〇どんな選考方法があるの?
総合型選抜は大学ごとに方法が異なりますが、主に3つのパターンがあります。
- 出願 → 1次選考 → 2次選考 →合格発表
- 出願 → 1次選考 → 共通テスト → 2次選考 →合格発表
- エントリー → 面談 → 出願 → 選考 → 合格発表
1次選考は書類審査、2次選考は学力検査、小論文や体験授業のレポート、課題に対するプレゼンテーション、面接、などです。1次選考の通過者に対して2次選考が課される場合と、1次選考、2次選考ともに全員で受ける場合があります。国公立大学は主に①と②にわかれ、私立大学は①と③が多くなります。
特に国公立大学は「学力」も重視する傾向が強く、共通テストの活用が多く見られます。
〇提出書類がとても大事!
総合型選抜では、提出書類の内容が合否に直結します。代表的なものは以下のとおりです。
・志望理由書:「なぜこの大学か」「何を学びたいか」を具体的に書く
・自己推薦書:自分の強みや人柄をアピール
・活動報告書:部活動・資格・ボランティアなどの取り組みを整理
・学修計画書:入学後の学びの計画や将来の目標を具体的に
ここで特に大切なのが、大学の「アドミッション・ポリシー」に合致しているかどうかです。
アドミッション・ポリシーとは「大学がどのような学生を求めているか」を示した指針であり、これに沿った内容であるかどうかが評価の大きなポイントになります。
例えば、看護学部であれば「人を思いやる姿勢」や「協働できる力」が重視されることがあります。理系学部であれば「探究心」や「課題解決力」が求められる場合もあります。
そのため、提出書類には 「自分の経験や強みが、この大学の求める人物像に合っている」 ことを意識して盛り込むことが重要です。
文字数が800〜1000字程度求められるケースも多く、日常的な振り返りや記録を「アドミッション・ポリシー」と関連づけて整理しておくことが、大きな武器になります。
〇生徒に求められる力とは?
・自己分析力:「自分はなぜ看護師になりたいのか」「なぜこの学部で学びたいのか」を言葉にする力
・表現力:小論文や面接で自分の考えをわかりやすく伝える力
・学力の基盤:特に国公立大学では共通テストの成績も重要
つまり、勉強だけでなく「自分らしさ」をしっかり表現できることが大切です。
〇保護者の方へのアドバイス
お子さまが総合型選抜を目指す場合、次のようなサポートが有効です。
日常の活動を一緒に振り返り、エピソードを整理してあげる
志望理由や将来像を話し合い、考えを言葉にする練習をサポート
スケジュール管理を手伝い、エントリーや出願の期限を逃さないようにする
〇スケジュールの目安
7月〜11月:エントリー期間(私立大学中心)
9月〜11月:出願(国公立大学も含む)
10月〜2月:選考(面接・小論文・共通テスト)
11月〜3月:合格発表
※大学によって大きく異なるので、必ず募集要項を確認してください。
まとめ
総合型選抜は、点数だけでなく「人柄・意欲・将来性」を大学に伝えるチャンスです。
その分、準備には時間と工夫が必要ですが、自分の強みを活かして合格をつかめる入試方式でもあります。
保護者と一緒に早めに計画を立て、書類作成や面接練習に取り組むことで、合格への道がぐっと近づきます。
〇ミリカ予備校が総合型選抜に適している理由
総合型選抜で合格を勝ち取るためには、一般入試とは違った「準備の仕方」が必要です。単なる学力強化だけでなく、自己分析・書類作成・面接練習といった多方面の対策をバランスよく進めることが求められます。
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3.医療・看護系志望者への特化
特に看護系・医療系を志望する生徒にとって、総合型選抜は重要な入試ルートです。
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